褥瘡 治療 予防

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褥瘡(じょくそう) の治療

2021年に入って、父の両足の拘縮が
徐々に酷くなってしまって、

 

両足を曲げた状態で
横に寝る事が多くなりました。

 

そうしたら、
お尻の皮膚が赤みを帯びて、

 

やがて大きな傷へと
悪化してしまいました。

 

その傷から出血も見られるようになりました。

 

褥瘡で傷と出血

 

そして、その傷の皮膚がはがれて、
中の肉が見えるようになりました。

 

褥瘡で中の肉が見える>

 

このような状態を褥瘡と言うそうです。

 

歳をとると寝る事も多くなり、
褥瘡になる人も少なくないそうです。

 

そこで、父の体験を通して
褥瘡についてお話したいと思います。

 

 

褥瘡とは

褥創は、以前は褥創と書かれていましたが、
現在では、褥瘡と書かれる事が一般的です。

 

寝たきり等で同じ姿勢でいる事が多いと
皮膚が床に接して体重で圧迫されます。

 

そんな状態が長く続くと、
圧迫された個所は血流が悪くなります。

 

皮膚の一部が赤みを帯びたり、
だだれたり、傷が出来たりします。

 

そのような皮膚の状態を褥瘡と言います。

 

褥瘡は、一般的には
「床ずれ」と呼ばれています。

 

こちらの言い方なら、
聞いた事がある人もいるかもしれませんね。

 

褥瘡が発症しゃすい部位

 

褥瘡の症状は、人によってさまざまです。

 

その人の体格や体位によって、
褥瘡の生じる個所はさまざまです。

 

褥瘡がよく発症する個所は、
体重がかかる骨の突出した部位で、

 

脂肪や筋肉の薄い所だと言われています。

 

特に褥瘡が一番発症しやすい部位は、
仙骨部や大転子部等の腰の部分です。

 

その次に、足やかかと、肩甲骨や
肘の関節が発症しやすいそうです。

 

褥瘡の見極め方

 

オムツ交換、入浴、着替えの時に、
褥瘡ができやすい個所を

 

必ず観察するようにします。

 

もし皮膚が赤くなっている個所があったら、
体の向きを変えるなどして、

 

その部分が圧迫されないように
してみます。

 

約30分後に、その部分において
赤みが消えていたら、

 

それは褥瘡でありません。

 

もし赤みが消えない場合は、
褥瘡の可能性が高いです。

 

なるべく早く医師に
診てもらった方が良いです。

 

褥瘡は早期発見が大切です。

 

発見が遅れて重症化すると
治療に長い時間がかかります。

 

褥瘡の治療方法

 

褥瘡の治療方法は、
その重症度合いによって異なります。

 

褥瘡の重症度の低いものから順番に
褥瘡の治療方法を説明します。

 

1.褥瘡患部の血行促進

 

褥瘡の兆候が見られたら、
赤くなっている部分の周囲を静かにマッサージして、

 

褥瘡患部の血行を促進させます。

 

この時、赤くなっている部分に触れたり
こっすたりしてはいけません。

 

マッサージの他に、蒸しタオルで
血行を促進させる方法もあります。

 

血行を促進することで
できるだけ褥瘡の悪化を防ぎます。

 

2.ドレッシング材や外用剤を使用

 

もし褥瘡になってしまったら、
皮膚を保護して、

 

自分の治癒力で皮膚の再生を
促進させるようにします。

 

ドレッシング材は、皮膚の状態を
確認できるものが良いので、

 

透明なものを選ぶと良いです。

 

もし水泡が破けてしまったら、
細菌による二次感染を防ぐために、

 

抗菌作用のある外用剤を使用します。

 

3.壊死組織を取り除く

 

もし褥瘡が慢性化していて、
壊死が皮膚の奥深くまで浸透している時は、

 

まずは壊死組織を溶かして取除いて、
外用剤を使って新しい皮膚を再生させます。

 

壊死組織の張り付きが頑固な時は、
外用剤では溶かす事が難しいです。

 

そのような時は、メスで取除きます。

 

壊死組織が取除かれて、
感染の恐れがない潰瘍の状態になった時は、

 

再発防止のため、創傷被覆材を使います。

 

4.全身治療や外科的治療

 

上記のような外用療法で治癒が困難な時は、
全身治療や外科的治療が必要になる時があります。

 

褥瘡の具体的な処置

 

父親の場合、褥瘡患部を洗浄して
薬を塗ってガーゼを貼る

 

といった処置を毎日行っています。

 

これが結構面倒なのですが、
私とデイサービスの看護師が、

 

毎日やっています。

 

我が家の場合、
週4回デイサービスを利用しているので、

 

私は、週3回褥瘡の処置をしています。
具体的な処置は、次の通りです。

 

1.褥瘡患部を洗浄

 

スプレーで患部に水をかけて
ボディーソープで洗っています。

 

褥瘡患部を洗浄

 

本来はボトルに水を入れて
患部に水をかけながら洗浄するみたいですが、

 

効率的に処置をするために、
スプレーを使っています。

 

ボディーソープで洗った後は、
しっかりと泡をふき取ります。

 

2.薬を塗布

 

薬は、「イソジンシュガーパスタ軟膏」
を主に使っています。

 

その他、患部の状態に応じて、
「ゲーベンクリーム」や「プロペト」を
使っています。

 

薬の塗布方法は、直接患部に塗布したり、
ガーゼに塗布する場合があります。

 

私はガーゼに塗布する方がやりやすいので、
その方法でやっています。

 

褥瘡患部に薬を塗布

 

 

3.ガーゼを患部に被せてフィルムを貼る

 

薬の塗布が終わったら、
ガーゼを患部にあてて、

 

その上にフィルムを貼ります。

 

ガーゼを被せてフィルムを貼る

 

最初は慣れない事もあって、
30分ぐらいかかっていましたが、

 

今では20分ぐらいあれば、
褥瘡の処置を終わらせる事が、

 

できるようになりました。

 

発症から半年経過した褥瘡の状態

 

褥瘡の症状が見られてから
半年経過した褥瘡の状態です。

 

父の場合、褥瘡は左大転子部に2個所、
右大転子部に1個所あります。

 

【左大転子部・下部】
左大転子部下部の褥瘡

 

こちらの褥瘡が一番最初に発症して
みるみるうちに悪化して、

 

ポケットができて、
中の肉が見えるようになりました。

 

しかし、
そのポケットも徐々にですが、
埋まりつつあります。

 

機器を使ってポケットを埋めようと
形成外科の先生は考えていたそうですが、

 

回復状態が良いので、機器は使わずに、
毎日洗浄と薬を塗って、

 

処置をしていく事になりました。

 

【右大転子部】
右大転子部の褥瘡

 

こちらは2番目に悪化した個所です。

 

形成外科の先生が死んだ細胞を
切り取ってくれた(デブリ)ので、

 

赤色の肉が見えています。

 

デブリから1ヶ月ほど経過しています。
浸出液もだんだん少なくなりました。

 

【左大転子部・上部】
左大転子部上部の褥瘡

 

こちらは最後に悪化した個所です。
デブリをしてから間もない状態です。

 

死んだ細胞を切り取ったばかりなので、
出血や浸出液の出も多いです。

 

最後に全体的には
良い方向に改善していると

 

形成外科の先生に言われました。

 

往診の先生の中に
形成外科の先生がいたので、

 

入院もせず、
自宅で治療を受けられています。

 

感謝です!

 

褥瘡の治療方法

 

褥瘡の治療方法は、
その重症度合いによって異なります。

 

褥瘡の重症度合いの低いものから
順番に治療方法を説明します。

 

1.褥瘡患部の血行促進

 

褥瘡の兆候が見られたら、
赤くなっている部分の周囲を

 

静かにマッサージして、
褥瘡患部の血行を促進させます。

 

この時、赤くなっている部分を触れたり
こっすたりしてはいけません。

 

マッサージの他に、蒸しタオルで
血行を促進させる方法もあります。

 

血行を促進することで
できるだけ褥瘡の悪化を防ぎます。

 

2.ドレッシング材や外用剤を使用

 

もし褥瘡になってしまったら、
皮膚を保護して、

 

自分の治癒力で皮膚の再生を
促進させるようにします。

 

ドレッシング材は、皮膚の状態を
確認できるものが良いので、

 

透明なものを選ぶと良いです。

 

もし水泡が破けてしまったら、
細菌による二次感染を防ぐために、

 

抗菌作用のある外用剤を使用します。

 

3.壊死組織を取り除く

 

もし褥瘡が慢性化していて、
壊死が皮膚の奥深くまで浸透している時は、

 

まずは壊死組織を溶かして取除いて、
外用剤を使って新しい皮膚を再生させます。

 

壊死組織が張り付き具合が頑固な時は、
外用剤では溶かす事が難しいです。

 

そのような時は、メスで取除きます。

 

壊死組織が取除かれて、
感染の恐れがない潰瘍の状態になった時は、

 

再発防止のため、創傷被覆材を使います。

 

4.全身治療や外科的治療

 

上記のような外用療法で治癒が困難な時は、
全身治療や外科的治療が必要になる時があります。

 

褥瘡を防ぐには

 

褥瘡はなかなか治りにくく、
悪化してしまうケースが多いです。

 

ですので、褥瘡の悪化を防ぐ為にも、
次の予防を行う事が大切です。

 

1.骨の突出部への圧力の軽減・分散

 

骨が突出している部位は、
身体や寝具の重みで圧迫されやすいです。

 

褥瘡ができやすい部位です。

 

スポンジを使って部位に
圧力がかからないようにしたり、

 

圧力を分散させる寝具を使います。

 

エアマットレスや
ウレタンフォームマットレス等使って、

 

骨への圧迫を少なくします。

 

また、掛け布団や掛物による重力で
圧迫がかからないように、

 

離被架(りひか)を使う事があります。

 

離被架は患部を保護するアーチ状の架台です。
様々な種類があります。

 

用途や部位に応じて選びます。
段ボール箱で代用する時もあります。

 

いつも同じ体位でいると
褥瘡ができやすいので、

 

体位は3時間ぐらいで変えると
良いそうです。

 

父の場合、定期的に体位を自動変換する
エアマットレスを使っています。

 

エアマットレス

 

また、ベッドの左側にテレビを置いていたので、
左側を下にして寝ている事が多かったです。

 

なので、仰向けに寝ていても
テレビが見れるようにテレビの位置を変えました。

 

ビデオアームと突っ張り棒があれば、
テレビを頭上に設置する事ができます。

 

参考:⇒テレビモニターを頭上に配置する方法

 

この方法は、特別な工事も必要なく、
意外と簡単にテレビを頭上に配置できます。

 

費用も突っ張り棒と
ビデオアームを用意するだけなので、

 

約5千円程度で収まります。

 

2.皮膚の保護

 

お年寄りは皮膚が乾燥しやすいです。
皮膚が乾燥していると、皮膚が傷つきやすいです。

 

入浴後は、身体を拭いて
保湿剤をぬって皮膚を保護します。

 

父の場合、保湿剤として
ワセリンやプロペトを使っています。

 

プロペト

 

身体を拭く時は、血行を良くするために
マッサージをすると良いでしょう。

 

しかし、骨が突出してい部位は、
マッサージをすると皮膚組織に悪影響があるので、

 

避けた方が良いです。

 

3.全身を清潔に保つ

 

全身を清潔に保つ事はとても重要です。

 

飲食物や汗などで汚れた時は、
寝間着や寝具をすぐに取り替えます。

 

尿失禁や便失禁があった時は、
尿で濡れた所や便で汚れた所を

 

アルコール成分の入っていない
ウェットティッシュで綺麗に拭き取ります。

 

肌を常に清潔な状態にしておくことは
褥瘡の予防上、とても大切です。

 

また、ワセリンやパウダー等の保護剤を使えば、
尿や便の刺激から保護できます。

 

参考:⇒要介護の高齢者がお風呂に入れない時の対処法

 

4.栄養状態を良くする

 

身体に栄養が行き渡らないと褥瘡ができやすいです。
栄養状態は褥瘡の発症と進行に大きな影響があります。

 

いったん、褥瘡ができてしまうと、
なかなか治るのは難しくなります。

 

ですので、栄養状態を
良くする事はとても大切です。

 

お年寄りの場合、食欲が無くて
食事が進まない事があります。

 

そんな時、栄養補助食品や、
栄養補助ドリンクで、栄養を補うのが良いです。

 

具体的には、プルーンで有名な三基商事の
栄養補助食品を摂ったり、

 

ミキプルーン

 

医師から処方された
エンシュア・リキッドを飲んでいました。

 

エンシュア・リキッド

 

夏の暑い時期は、食欲が落ちるので、
これらの食品はとても重宝します。

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